山伏峠から御正体山

山伏峠から道志山塊の最高峰で日本二百名山である御正体山に登ります。
標高1682mの山頂は、ブナの木々に囲まれて展望はよくありませんが、一等三角点が置かれ、2004年には当時の皇太子殿下が登頂されました。

御正体山・山頂

 

◇コースタイム
山伏峠バス停(1時間5分)石割山分岐(20分)送電鉄塔(35分)中ノ岳(30分)前ノ岳(45分)御正体山(30分)白井平分岐(1時間20分)御正橋

 




 

山伏峠から御正体山へ

御正体山への登山口は、山伏トンネルの道志側にあります。
山伏トンネルの山中湖側のにある山伏峠バス停から、山伏トンネルをくぐり、道標にしたがって右に入ったところが登山口です。
運転手さんに言えば、トンネルの道志側で降ろしてもらうこともできます。

山伏峠バス停 登山口

登山口から少し荒れた道を緩やかに登っていけば、10分ほどで山伏峠に着き、左が大棚ノ頭、右が石割山分岐・御正体山への道です。
山伏峠を出ると、しばらくトラロープの急坂が続きます。やがて何度かアップダウンして前方に奥ノ岳が見えると、ベンチが置かれた石割山分岐に着きます。

山伏峠 急坂

石割山分岐から左は石割山へ、右が御正体山への道で、すぐに標高1371mの奥ノ岳に着きます。
古い標柱が立っているだけで、無ければ通り過ぎてしまいそうです。

石割山分岐 奥ノ岳

奥ノ岳から5分も歩けば送電鉄塔で、東には西丹沢の山々、西には鹿留山・杓子山や富士山などの展望がとても良いです。

送電鉄塔から富士山の展望

送電鉄塔を出て下っていくと鉄塔巡視路の分岐があり、標柱に御正体山まで1時間50分と書かれています。
笹の道を緩やかに登っていけば標高1411mの中ノ岳で、広々とした雑木林の中に古い標柱とベンチが2つあります。
中ノ岳から少し下り、ブナやコナラの雑木林を緩やかに登っていけば標高1471mの前ノ岳に着きます。
ここにも古い標柱とベンチが1つあります。

中ノ岳 前ノ岳

ここまでは緩やかな登りでしたが、前ノ岳を出るとしばらくクマザサの急坂が続きます。
やがてクマザサが無くなると緩やかな登りとなり、右に小さな社を見ると標高1682mの御正体山に着きます。

クマザサの急坂

 

御正体山・山頂

御正体山・山頂は一等三角点と赤い屋根の小さな祠、ベンチとテーブルが1組、自然保全地区と皇太子殿下御登頂の看板が立っています。
山頂からの展望はまったくありません。御正体山からは道志村白井平・今倉山方面と都留市鹿留・細野方面の道があります。

御正体山・山頂

 

御正体山から御正橋へ

御正体山から白井平分岐までは、雑木林の急な下りがしばらく続きます。途中、西丹沢の山々が見えます。
白井平分岐をそのまま直進すれば、道坂峠・今倉山へ、御正橋へは右の急坂を下ります。

西丹沢 白井平分岐

しばらく雑木林の尾根を下っていくと、水があれば沢の音が聞こえてきます。
やがて斜面に付けられた道に入ると沢に出て、右岸を下っていきます。

雑木林を下る 沢沿いを下る

しばらく沢沿いを下ると、右から別の沢が合流します。合流地点には祠があります。
左の沢を渡ると沢から離れて林道の終点に着きます。

林道の終点

林道を下っていくと別荘地に出て、舗装路に変わります。
道標にしたがってしばらく車道を下って行けば御正橋に着きます。
道の駅どうしまでは3.8kmの距離です。

右折 御正橋

 




 

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