伊豆ハイキング

河津桜 発祥の伊豆へ 🌸

 
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河津桜は文字通り、南伊豆の河津町が発祥。ルーツである河津桜の始まりの原木や、名のついた木もたくさんあります。 同時に菜ノ花や水仙も咲き、見頃は2月中旬〜3月上旬。それでは一足早い春を満喫しに出かけましょう。

河津桜と菜の花

◇コースタイム
河津駅(5分)河津川(25分)豊泉橋(10分)かわづいでゆ橋(10分)河津桜原木(5分)来宮神社(15分)河津駅(25分)河津城跡公園(15分)河津駅


河津駅〜かわづいでゆ橋

熱海駅から伊豆急の始発電車に乗り、東伊豆の海岸線を走って1時間半、河津駅に8時に到着。 少しどんよりとした曇り空ですが、改札口を出るとすぐ、鮮やかな桜が「いらっしゃい」と出迎えてくれます。 まだ早い時間帯なので観光客はほとんどいません。
河津駅
河津駅

河津駅を出て伊豆急の線路沿いを下田方面へ5分ほど歩けば河津川に出合い、 300mほど南東には河口、北西へ3kmほど、川沿いに桜並木が続いています。 まずは、「菜の花ロード」と呼ばれる河津川の左岸を上流へ歩いていきましょう。
どこの観光地へ行っても、冬でもなぜかソフトクリームはありますね。
菜の花ロード
菜の花ロード

河津桜はカンヒザクラとオオシマサクラが自然に交配したもので、ソメイヨシノよりも濃いピンク色が特徴です。 すっきりした青空であれば、より映えたのでしょうが、それでも満開に近かったので満足しました。
河津桜
河津桜

コース中には茶店や土産物屋が建ち並んでいます。 また、足湯処もいくつかあり、まだ寒いこの時期にはピッタリです。 約1km歩くと来宮橋で、ここから上流は対岸にも桜が植えられ、さらに華やかになります。
来宮橋
来宮橋

この先には豊泉橋、かわづいでゆ橋が架かり、峰大橋までの約2km、川の両岸に桜を見ながら歩くことができます。 私も橋を渡りながら歩くことにしました。
河津川の上流は、伊豆を南北に分ける分水嶺である天城峠。 浄蓮の滝から天城を越えて湯ヶ野へという「伊豆の踊子」の舞台で、石川さゆりさんの「天城越え」にも歌われています。
豊泉橋から見た河津桜

伊豆の最高峰である天城山の標高は1405m。雪もたくさん降ります。 河原に下りてみると、雪解けの水は冷たく、わさびが名物だけあって綺麗です。
河津川

土手の斜面にはスイセンも咲いていて、ほのかに香りが漂っていました。
スイセン

「上河原の桜」「豊泉の桜」など名前のついた桜の木があり、そこまでという感じはありませんが、 この辺りは両側から花が折り重なって、無名の若木でも桜のトンネルをくぐるようです。
桜のトンネル

「音蔵の桜」をすぎると、がかわづいでゆ橋。河津駅からここまで2.4km歩いてきました。所要時間は40分ほど。 この先も峰大橋まで約1kmほど桜並木が続いていますが、私は時間の関係でここで河津駅へ引き返します。
地図を見ると、近くに踊り子温泉会館、峰温泉大噴湯公園などがあるようです。
かわづいでゆ橋
かわづいでゆ橋

かわづいでゆ橋〜河津桜原木

かわづいでゆ橋を渡って、左岸を豊泉橋まで戻ります。 豊泉橋から河津駅へは、河津桜の始まりという原木を見るために、河津川と別れて北側の県道へ。
河津町役場
河津川

「役場の桜」がある河津町役場をすぎると、河津桜の発祥である「河津桜原木」が堂々と咲き誇っています。 今まで歩いてきて、最も人が多かったのがこの場所でした。
河津桜原木

昭和30年頃、この飯田家のご主人が河津川沿いにあった若木を庭先に植えたのが河津桜の始まりで、 10年後にようやく咲き始めた花を見届けて、ご主人は永眠された、と説明板に記されています。 樹齢約60年、樹高約10m、幹周約115cm。 今や全国各地に河津桜が咲きますが、この木の遺伝子が受け継がれている訳ですね。
河津桜原木
河津桜原木

河津桜原木を見たら、河津駅へ戻る途中で来宮神社に立ち寄ることに。 県道を数分歩き、小道に入っていけば平安時代に建てられた来宮神社です。 境内には高さ24m、樹齢1000年以上という大楠があり、国の天然記念物に指定されているとのことでした。
河津桜原木
来宮神社の大楠

河津桜原木〜河津駅

来宮神社から県道に出ると「かじやの桜」があり、10分ほど歩くと河津駅に戻ってきました。 河津城址公園として整備されている城山山頂(標高180.9m)に登れば、川沿いの河津桜が一望できるというので、電車まで時間があるので登ることにしました。
かじやの桜
かじやの桜

河津駅から河津城跡公園へ

河津駅から伊豆急の線路沿いを今井浜海岸駅方面へ歩いていくと、突き当たりの左方に登り口がありました。 標柱には河津城址公園まで920mと記されています。
登り口
登り口

登山道に入って緩やかに登っていくと分岐で、左の城山山頂へ向かいます。 右へ行くと片瀬山を経て今井浜へ下れるようです。 分岐から城山山頂へは350mですが、この辺りから竹林の急な登りが続きます。
竹林の登り

竹林を抜けて丸太の階段を登ると、あづまやが建っていて海が見渡せます。 晴れていれば景色がよさそうです。
海が見える

あづまやから丸太の階段を登ると、標高180.9mの城山山頂(河津城跡公園)に到着。 25分の登りと記されていますが、慣れている人であれば15分もかかりません。 時間があれば登ってみるとよいでしょう。
河津城跡公園
河津城跡公園

河津城は戦国時代初めに築かれ、北条早雲によって落城したと言われています。 静寂の中、伊豆急の列車の音が聞こえてきました。 河津から終点の伊豆急下田までは15分ほどです。
伊豆急行線

河津城跡公園からは川沿いの河津桜を一望できます。 カーブしている道が、かわづいでゆ橋で、先ほどここで引き返してきました。 河津桜まつりの期間中は、ライトアップもされるそうです。
河津桜の桜並木
かわづいでゆ橋と川沿いの桜並木




コースタイム
河津駅
0:05 ↓↑ 0:05
河津川
0:10 ↓↑ 0:10
足湯処
0:15 ↓↑ 0:15
豊泉橋
0:10 ↓↑ 0:10
かわづいでゆ橋
0:10 ↓↑ 0:10
河津桜原木
0:05 ↓↑ 0:05
来宮神社
0:05 ↓↑ 0:05
かじやの桜
0:10 ↓↑ 0:10
河津駅

コースタイム
河津駅
0:25 ↓↑ 0:15
河津城跡公園

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