足柄峠 |
◆コースタイム
JR足柄駅(1時間15分)足柄峠(50分)猪鼻砦跡(40分)金時山
JR足柄駅から足柄峠へ
熊にまたがった金太郎の像がある御殿場線足柄駅から踏切を渡りるとすぐ、車道が左前方と右に分かれています。御殿場線足柄駅 | 金太郎 |
どちらも足柄峠への道で、途中で合流します。左前方の道は足柄古道、右の道は車道です。 ここでは、距離が短く富士山が見える車道を歩きます。
分岐 | 馬喰坂 |
分岐を右へ100mほど歩き、宝鏡寺手前の馬喰坂を登っていくと、集落の最上部に嶽之下神社(浅間神社)が建っています。
嶽之下神社 | 富士山 |
嶽之下神社から急坂をしばらく登り、県道に出ると竹之下一里塚があり、振り返ると富士山が見えます。
急坂 | 竹之下一里塚 |
ここから広い県道を歩いていき、少し下ると、高さ3.9mの巨岩に「南無阿彌陀佛」と彫られた唯念上人の大名号碑があります。 すぐ先の伊勢宇橋を渡って登っていくと、駅近くで分かれた古道が合流します。
唯念上人の大名号碑 | 伊勢宇橋 |
足柄峠を越える人が喉をうるおしたという水飲沢を見ると、足柄古道(赤坂古道)の入口です。 赤坂古道は、千年以上の歴史があり、明治末期まで使われました。 陶器に使う赤土が出たことから名付けられたと伝えられています。
水飲沢 | 足柄古道 |
赤坂古道は、入口と出口が石畳になっていて、500mほど登ると、再び車道歩きです。
足柄古道 | 芭蕉の句碑 |
芭蕉の句碑「目にかゝる時やことさら五目富士」、2つの六地蔵の前を通り、登りきると足柄峠に着きます。
六地蔵 | 足柄峠 |
足柄峠
足柄峠は、乙女峠、長尾峠と並んで富士見三峠の一つで、階段を登ると足柄城址です。 ここは北条氏が築城した戦国時代の出城跡で、豊臣秀吉の小田原攻めののち廃城となりました。足柄峠 | 足柄峠 |
足柄城址からは御殿場市街や富士山の眺めが素晴らしいです。 また、すぐ近くに足柄関所跡や聖天堂があります。
足柄峠からの展望 |
足柄峠から徒歩10分の足柄万葉公園に箱根登山バスの停留所があります。 大雄山駅(関本)から4・5・10・11月の土休日のみ運行しています。
足柄峠から金時山へ
足柄峠を出るとしばらくは車道を歩きます。冬はアイスバーンになっているので、注意が必要です。 30分ほど歩けばゲートがあり、手前に10〜20台ほどの駐車スペースがあります。 足柄峠側から金時山に登る人のほとんどが、ここまで車で来ていて、歩いてくる人は稀です。 ここから夕日の滝へ下る道があります。駐車スペース | 猪鼻砦へ |
猪鼻砦跡(夕日ノ滝分岐)
ゲートから広い砂利道をジワジワ登っていくと猪鼻砦跡に着きます。 足柄城の南方を守備する砦として築かれたそうで、御殿場方面からは猪の鼻の先端部に見えるため、この名が付いたと言われます。 富士山の眺めがよく、ベンチが置かれているので、金時山への最後のきつい登りの前に休憩するとよいでしょう。 山頂に向かって左手に夕日の滝へ下る道があります。猪鼻砦(夕日ノ滝分岐) |
鳥居
猪鼻砦から10分ほど登っていくと、鳥居の手前に足柄神社・足柄駅方面への道が分岐しています。 たまに、上空をリフトで荷物を運んでいることがあります。 金太郎とこいのぼりが付いている指導標に、山頂まで30分と書いてあり、鳥居をくぐると金時山への本格的な登りが始まります。金太郎とこいのぼり | 鳥居 |
崖のようなところに鎖・ロープ、ハシゴが架かっている登りが続きます。 冬場は雪が踏み固められて凍結し、とても滑るので慎重に登ります。 たまに、山頂へ物資を運んでいるのが見られます。
金時山への登り | 物資の運搬 |
振り返ると、富士山や登ってきた足柄峠や矢倉岳、その向こうに丹沢の山々がよく見えます。 険しい登りが終わると、山頂に着きます。
下方の展望 |
金時山・山頂
金時山は標高1213m。富士山や愛鷹山、御殿場市街などの眺めが素晴らしいです。金時山から見た富士山(10月) |
金時山ハイキングコース |
仙石・金時登山口から金時山 公時神社から金時山 乙女峠から金時山 JR足柄駅・足柄峠から金時山 地蔵堂・夕日ノ滝から金時山 足柄駅・新柴から金時山 駿河小山駅から金時山 |
箱根ハイキングコース | |
金時山 明神ヶ岳 明星ヶ岳 箱根旧街道(東坂) 箱根旧街道(西坂) 丸岳・三国山 |
湯坂路 矢倉岳 湯河原幕山 十国峠 熱海・玄岳 駒ヶ岳・大涌谷 |