蓑毛・ヤビツ峠から大山

ヤビツ峠から大山へは、表参道と比べて傾斜が緩やかで、登山道の整備もよく歩きやすいコースです。 ヤビツ峠行きのバスは、いつも満員で座れる可能性が低いので、途中の蓑毛から歩くのも一考です。

二十五丁目からの眺め

蓑毛からヤビツ峠へ

小田急線秦野駅から蓑毛行のバスで終点まで行きます。蓑毛には案内板やトイレがあり、自販機が並んでいます。 蓑毛からヤビツ峠までは３．４ｋｍです。

蓑毛	沢沿いの道

春岳沢沿いの舗装された道を登っていくと分岐があり、左はヤビツ峠へ、右は蓑毛越への道です。 分岐を左へ行き、春岳沢沿いの林道を登っていきます。水量が多く沢の音が大きいです。

分岐	春岳沢沿いの林道

やがて水道施設が現れ、春岳沢を渡って登山道に入ります。 ここには全国名水百選と書かれた標示があり、石垣の間のパイプから水が噴き出しています。 ヤビツ峠への道と分かれて10分ほど登ると髭僧ノ滝があります。

全国名水百選	髭僧の滝

ヤビツ峠へは、少し荒れた道が続きますが、所々、樹林の間から秦野市街の向こうに相模湾や伊豆大島などが見えます。 しばらく登ると、上方にヤビツ峠の稜線が見えて、道が２つに分かれますが、どちらもすぐ先がヤビツ峠です。

ヤビツ峠への道	秦野方面の展望

ヤビツ峠には大きな駐車場やバス停があり、車やバスでも来ることができます。 秦野駅発のバスの本数は少なく、早く来て並ばないと座れません。 バス停前の階段が大山への登山口で、大山までは２．４ｋｍです。

ヤビツ峠	ヤビツ峠バス停

ヤビツ峠から大山へ

ヤビツ峠バス停から階段を登るとヤビツ山荘の跡地があり、すぐ上にベンチの並んだ休憩できる広場があります。 広場を出るとイタツミ尾根と呼ばれる道を登っていきます。しばらくすると岩が多くなって急な鎖場もあります。

広場	登山道

やがて西側の展望がよくなって、富士山や塔ノ岳、丹沢山、丹沢三ッ峰などを見渡せるようになり、木道を登っていくと表参道の２５丁目に出ます。 相模湾の眺めのよいポイントもあります。

相模湾と江ノ島	２５丁目に出る

２５丁目付近からは、表尾根や丹沢三ッ峰、富士山、南アルプス、愛鷹山地の眺めがとてもよいです。 ２５丁目から山頂までは、あと１０分の表示がありますが、急坂が続きます。

２５丁目手前からの展望

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秦野駅からバスで20分の蓑毛から裏参道を大山へ登るコースで、表参道の16丁目に合流します。 途中の蓑毛越から阿夫利神社下社への道、蓑毛からヤビツ峠を経て大山への道もあります。

蓑毛から蓑毛越へ

小田急線秦野駅から蓑毛行のバスで終点まで行きます。 蓑毛バス停には、案内板やトイレ、自販機が並んでいます。 付近には宝蓮寺があり、仁王門、大日堂、不動堂などが建っています。

蓑毛バス停	大日堂

伊豆大島が見える蓑毛から、春岳沢沿いの舗装された道を登っていくと分岐で、左はヤビツ峠へ、右は蓑毛越への道です。

伊豆大島	沢沿いの道

裏参道と呼ばれる蓑毛越への道を行き、登山道を少し登るとすぐ林道に出ます。

分岐	林道を横切る

林道を横切り、１０分ほど登ると再び林道に出ます。ゲートを越えて林道を少し登ると登山道に入ります。 登っていくと、樹木の間から富士山が見えます。

再び林道	富士山が見える

しばらくすると分岐があり、左の急坂を登ると蓑毛越を通らずにショートカットできます。 直進すると５分ほどで蓑毛越に着きます。

分岐	蓑毛越へ

蓑毛越にはテーブルとベンチが置かれ、ゆっくり休憩できます。 直進するのが下社への道、右へ下るのが高取山・弘法山への道、左へ登るのが山頂への道です。

蓑毛越

蓑毛越から１６丁目へ

蓑毛越から急坂を少し登ると、上記の蓑毛越を通らずにショートカットする道と合流します。 さらに急坂が続き、登りきると、首の無い地蔵が並ぶ賽の河原（江戸時代の処刑場）です。 緩やかな道がしばらく続いて、下社への分岐に出ます。 静かなので、下社から表参道を登らずに、こちらの道（かごや道）を登る人もいます。

賽の河原	下社への分岐

分岐からは丸太の階段などの登りとなり、１６丁目で表参道に合流して、山頂まで賑やかな表参道を登ります。

登り	１６丁目

蓑毛越から阿夫利神社下社へ

蓑毛越から緩やかな道を３０分ほど歩けば下社に着きますが、斜面につけられた道で、荒れた箇所がいくつかあり、注意が必要です。

下社への道	荒れた箇所もある