富士山 登りつくし

富士山 御殿場口コース

 
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御殿場口新五合目の標高は1440mで、剣ヶ峰まで標高差約2300m、歩行時間も富士登山ルートで一番長いです。
山頂までに数軒の山小屋がありますが、大石茶屋から七合目までの間は、山小屋などの休憩施設は何もありません。


御殿場口登山道

◇コースタイム(登り)
御殿場駅(バス40分)御殿場口五合目(10分)大石茶屋(1時間10分)次郎坊(2時間15分)六合目(35分)七合目(1時間10分)八合目(1時間30分)山頂

◇コースタイム(下り)
山頂(45分)八合目(30分)七合目(1時間)次郎坊(40分)大石茶屋(5分)五合目

御殿場口新五合目〜六合目

御殿場駅から御殿場口新五合目へのバスに乗ります。新五合目には大きな駐車場とトイレ、売店が1軒あるだけです。 鳥居をくぐって登山道に入ると富士山と宝永山が大きく見えます。
御殿場口五合目
御殿場口新五合目 新五合目の売店

砂礫の道を緩やかに登っていくとすぐに大石茶屋(標高1480m)に着き、すぐ先で双子山への道が分岐しています。 大石茶屋から七合目までは、山小屋がどころか樹木もまったく無い砂礫の道をひたすら登っていきます。 大石茶屋を出ると、まずは大砂走りの終点である次郎坊(標高1920m)を目指します。 砂礫の道を登っていくと、右には下山道(ブルドーザー道)の向こうに山中湖が見えてきます。
大石茶屋
大石茶屋 左が双子山、右が富士山へ

双子山・宝永山はこちらのページです。


左に見える上双子山と同じくらいの高さになると次郎坊(新五合目五勺)に着き、大砂走りを砂煙を上げて下ってくる人たちが見えます。 次郎坊をすぎると砂礫が深くなり、さらに傾斜が増して体力を消耗します。
次郎坊
次郎坊。左が大砂走り、右が登山道 登山道

次郎坊から20分ほど登った旧二合八勺の上でブルドーザー道を横切りると、双子山や愛鷹山、山中湖などを上から見下ろすようになります。 さらに30分ほど登ると、再びブルドーザー道を横断します。 この辺りが旧四合目付近で、斜面には徐々に石や岩が目立ってきます。 さらに40分ほど登ると新六合目(標高2590m)で、六合目小屋が建っていますが休業中です。
山中湖 新六合目
山中湖 新六合目

新六合目から30分ほど登ると岩場に観測装置が建っていて、宝永山と同じくらいの高さになります。 (途中で再びブルドーザー道を横断します。) さらに10分ほど登れば、六合目(標高2830m)に着き、富士宮口五合目からのプリンスルートが合流します。
六合目
観測装置 六合目

六合目〜山頂

六合目をすぎてジグザグに登り、標高3000mを越えると、日の出館が建つ七合目(標高3070m)です。 ここから大砂走りへの下山道が分岐しています。
七合目への道 七合目
七合目への道 七合目・日の出館

七合目から少し登ると七合四勺(標高3130m)のわらじ館、七合五勺(標高3150m)の砂走館と小屋が続きます。
七合目への道 七合目
七合五勺・砂走り館 砂走り館からの展望

七合五勺を出ると赤い斜面をジグザグに登っていき、振り返れば宝永山は遥か下方です。 七合八勺(標高3240m)の気象庁の避難小屋をすぎると、七合九勺(標高3350m)の赤岩八合館です。 2008年に皇太子殿下が富士山に初登頂されたときに宿泊したのが赤岩八合館です。 この先は山頂まで山小屋はありません。
宝永山
宝永山 七合九勺・赤岩八合館

八合目(標高3400m)の見晴館跡を越えると、山頂まで1.2km、90分の表示があります。 すぐ先には、測候所職員が冬の登山で使用した長田尾根登山路の建設記念碑があります。
八合目
八合目への道 八合目

岩が転がり落ちてきそうな道をジグザグに1時間ほど登ると、銀明水が祭られた御殿場口の山頂に着きます。
山頂への道 山頂直下

御殿場口山頂

左へ上がればすぐに浅間神社奥宮と山頂郵便局があります。(2013年は改修のため、山頂郵便局は御殿場口山頂に開設されています。) 時間があれば、山頂を一周する お鉢めぐり (1時間30分ほど)をしたり、剣ヶ峰への往復(30分ほど)などするといいです。
御殿場口山頂・銀明水 山頂郵便局(2013年)


富士山頂〜七合目

七合目までは登山道を下ります。登山者に迷惑をかけないように注意します。
御殿場口山頂 登山道を下る

八合目から赤岩八合館、砂走り館、わらじ館と山小屋が並ぶ道を下ります。
七合九勺・赤岩八合館 七合五勺・砂走り館

七合目の日の出館(閉鎖中?)をすぎると大石茶屋まで山小屋はありません。
七合四勺・わらじ館 七合目へ

七合目〜御殿場口新五合目

七合目で登山道と分かれ、砂走り状の道を下っていきます。 下り六合で大砂走りと宝永山・馬ノ背への分岐があり、指導標が立っています。 右へ登って行くと宝永山・馬ノ背で、宝永山・山頂への道と宝永第一火口底を経て富士宮口五合目への道が延びています。 左へそのまま下るのが御殿場口新五合目への道で、大砂走りが始まります。
分岐 大砂走り
右が宝永山、左が大砂走り 大砂走り

はじめのうちは傾斜が緩やかですが、やがて傾斜が急になって御殿場市街、箱根の山々、相模湾などの展望が広がります。 砂は細かく靴が埋まるほど深いので、脚に負担が掛からず走って下ることができますが、靴は傷みます。 大砂走りはモヤで視界が悪くなることがよくあるので、支柱とロープに沿って下っていきます。 次郎坊手前の旧二合八勺にある気象庁避難小屋から、須山口下山歩道が右に分岐しています。
大砂走り(御殿場市街、箱根方面の展望)

標高2000mの標識を過ぎるとすぐ、登山道と交差する次郎坊(新五合五勺)で大砂走りは終わります。
旧二合八勺 次郎坊

次郎坊から勾配が緩やかな広いブルドーザー道をロープに沿って40分ほど歩きます。 表示にしたがってブルドーザー道と分かれると、賑わっている大石茶屋に着きます。
緩やかな広い道 大石茶屋への道

さらに5分ほど下れば御殿場口新五合目に到着します。
大石茶屋 御殿場口新五合目




コースタイム(登り)
御殿場駅
(バス 40分)
御殿場口新五合目
▽0:10
大石茶屋
▽1:10
次郎坊
▽2:15
六合目
▽0:35
七合目
▽1:10
八合目
▽1:30
富士山頂

コースタイム(下り)
富士山頂
▽0:45
八合目
▽0:30
七合目
▽1:00
次郎坊
▽0:40
大石茶屋
▽0:05
御殿場口新五合目
(バス 30分)
御殿場駅

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