新緑の宮ヶ瀬湖 |
◆コースタイム
本厚木駅(神奈中バス45分)三叉路(1時間)御殿森ノ頭(40分)高畑山(35分)金冷シ(1時間40分)本間ノ頭(1時間10分)太礼ノ頭(50分)丹沢山
宮ヶ瀬から本間ノ頭へ
宮ヶ瀬から登るこのコースは、丹沢山まで11kmもあり、登るには長いので下山道として利用してするのが多いようです。 なので、宮ヶ瀬湖の駐車場に車を停めて、ピストン登山というのはおすすめできません。また、初心者には相当にきついルートです。丹沢三ッ峰へのアクセスは、本厚木駅から宮ヶ瀬行きのバスに乗り、約1時間の三叉路(さんさろ)で下車します。 三叉路バス停先の交差点をヤビツ峠方面へ進むと、橋の手前に丹沢山への登山口があります。
三叉路バス停 | 左折 |
登山道に入るとすぐ、熊出没注意の看板や登山者カード投入箱があり、ヤマビルファイターが置かれています。 春から秋にかけて(特に梅雨時)は対策をしないと、必ずと言っていいほどヤマビルに吸血されます。
登山口 | 登山者カード投入箱 |
ところどころ宮ヶ瀬湖を見ながら、樹林を1時間ほど緩やかに登れば御殿森ノ頭の直下に出ます。 左へ少し登れば御殿森ノ頭ですが、古い祠がある程度で展望はよくありません。
宮ヶ瀬湖の眺め | 左上が御殿森ノ頭 |
御殿森ノ頭から丹沢山までは8.8kmで、高畑山までは30分ほどの緩い登りです。 ヤマビルに吸血されないように、なるべく立ち止まらないように歩いていきます。 やがて植林の伐採地をすぎると分岐で、右の急登が高畑山山頂経由、左が巻き道です。 急坂を10分ほど登れば標高766mの高畑山で、ベンチが2つ置かれていますが、樹林に囲まれ展望はありません。 以前来たとき、小さな展望台があり、上がっても何も見えなかった覚えがあります。
高畑山への道 | 高畑山 |
高畑山を出て少し下り、巻き道と合流すると、すぐ先で青宇治橋への道が分岐しています。 やがて崩れた斜面に付けられた道となり、木橋や鉄の橋などで渡りながら慎重に歩いていきます。 岩場を越えると金冷シです。風が吹きぬけ、宮ヶ瀬湖や虹の大橋(赤い橋)が見えます。
木橋 | 金冷シ |
金冷シでは風が吹きぬけ、宮ヶ瀬湖や虹の大橋(赤い橋)が見えます。
金冷シからの展望 |
金冷シをすぎて木橋や岩場などを越えると、宮ヶ瀬から5.6km、丹沢山まで5.4kmの標柱があります。 中間点をすぎたことが分かりますが、この辺りからが本格的な登りとなります。 中間点付近から4、50分急坂を登ると、錆びた看板があり、さらに10分ほど登ると特別保護地区の看板があります。 この辺りまで登ると、左に見える大山と同じくらいの目線になります。
丹沢山まで5.4km | 看板 |
看板から10分ほど登れば、ようやく本間ノ頭に着きます。 本間ノ頭は三ッ峰の東峰にあたり、標高1345mでベンチが一つ置かれています。 北に下っている踏み跡は本間橋への道ですが、以前あった通行止めの標識も今は外されています。
本間ノ頭 |
本間ノ頭から丹沢山へ
本間ノ頭から丹沢山まではあと3.4kmです。 本間ノ頭を出てハシゴなどで少し下り、登り返せばすぐ無名ノ頭です。 登りの途中で大山の左に江ノ島や三浦半島、房総半島が見えます。無名ノ頭への道 | 大山と相模湾 |
無名ノ頭からしばらく下っていくと右に蛭ヶ岳が見え、登り返せば円山木ノ頭です。
無名ノ頭 | 蛭ヶ岳 |
円山木ノ頭は三ッ峰の中峰にあたり、標高1360mです。
円山木ノ頭への道 | 円山木ノ頭 |
円山木ノ頭を出ると、次は太礼ノ頭ですが、登降差がけっこうあります。 木の階段などでかなり下ったあと、登っていくと植生保護の柵が現れ、やがて太礼ノ頭に着きます。
かなり下る | 太礼ノ頭への道 |
太礼ノ頭は三ッ峰の西峰にあたり、標高1352mで、円山木ノ頭より低いです。 太礼ノ頭から丹沢山まではあと1.9kmです。
太礼ノ頭 | 瀬戸沢ノ頭への道 |
太礼ノ頭から瀬戸沢ノ頭までは草原状の緩やかな登りで、気持ちよく歩けます。 瀬戸沢ノ頭を出て、残り1km辺りから急坂となります。
瀬戸沢ノ頭 | 笹の道 |
やがて笹の道となり、木道を登っていくと塩水橋からの道が左から合流し、丹沢山に着きます。
木道 | 塩水橋からの道が合流 |
宮ヶ瀬から約5時間、ずっと静かでしたが、丹沢山で一気に登山者が増え、賑やかになって安心します。
丹沢山 |
右に富士山を眺めながら塔ノ岳へ向かいます。
富士山の眺め |
丹沢山 登山コース | |
塔ノ岳から丹沢山 宮ヶ瀬湖から丹沢山 塩水橋から丹沢山 |
丹沢・登山コース | |
大山 塔ノ岳 鍋割山 丹沢山 蛭ヶ岳 檜洞丸 大室山 |
菰釣山 高指山 高松山 大野山 不老山 仏果山 湘南平 |