岩井駅から福満寺を経て富山へ登り、伏姫籠穴へ下って岩井駅に戻るコースです。富山からは東京湾や富士山、伊豆大島など360度見渡せます。
岩井駅〜福満寺
岩井駅から線路沿いを南へ歩き、踏切を渡って県道を東へ歩いていきます。しばらくは歩道がないので注意が必要です。
小学校、白寿延命地蔵尊をすぎると歩道があり、正面に富山を見ながら安心して歩けます。
やがて高速道路の高架をくぐると伏姫ノ籠窟への道が右へ分かれており、復路はここに戻ってきます。
ここから10分も歩けば福満寺入口で、立派な仁王門が建っています。
仁王門の右側にトイレがあり、ここが登山口です。
竹の杖が置かれていて、富山の山頂や伏姫ノ籠窟で返却できるので、借りていくとよいです。
福満寺〜富山
仁王門から墓地を右に見て坂を上がると登山道に入ります。冬には水仙が咲き、振り返ると富士山が見えます。
登山道は階段や舗装された小道の急坂が続いて息が上がります。一合目、二合目と標柱が置かれ、目安になります。
四合目をすぎると広い道となり、しばらく下りが続きます。
下りが終わるとベンチが置かれた広場の五合目で、ここから南峰まで丸太の階段が続きます。
九合目をすぎると分岐で、仁王門があったそうです。
直進すれば北峰へ、左の石段を登ると観音堂、その左上が標高342mの富山南峰です。
南峰にはアンテナが建ち、あづまやがありますが、展望はよくありません。
南峰から仁王門跡へ戻り、北峰へ向かいます。
緩やかな道を歩くと分岐で、左は伏姫ノ籠窟への下り、北峰へは右へ進みます。
ボタンスギの巨木と愛の鐘をすぎるとあづまやが建つ広場で、伊予ヶ岳への車道が右へ下っています。
ここでも竹の杖を借りたり返却することができます。
あづまやからは階段をひと登りすれば北峰で、右に標高349.5mの富山山頂、奥は広場で展望台が建っています。
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富山山頂
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北峰展望台
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展望台に上がれば、東京湾や富士山、伊豆大島など360度の大展望です。条件がよければ南アルプスも見えます。
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北峰からの展望
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富山〜伏姫籠穴〜岩井駅
あづまやの先の分岐まで戻り、伏姫籠穴へ下ります。
林道に出るまでずっと急な階段なので、ひざに負担がかからないように下ります。
林道を歩き、堰堤をすぎると伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)の白壁の山門です。
伏姫籠穴の山門前にはトイレがあり、借りた杖を返却できます。
山門をくぐって丸太の階段を5分ほど登ると伏姫籠穴です。
伏姫は南総里見八犬伝の架空の人物であるが、なぜ伏姫籠穴が存在するのかは神秘の謎だそうです。
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伏姫籠穴の山門
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伏姫籠穴
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伏姫籠穴の山門から沢沿いを10分ほど歩き、富山中学校をすぎると往路で歩いた県道に戻ります。