徳倉山 |
◆コースタイム
沼津駅(バス 10分)黒瀬(50分)香貫山(40分)八重坂峠(25分)横山(30分)横山峠(35分)徳倉山(1時間) 志下峠(35分)鷲頭山(10分)多比峠(40分)大平山(10分)多比口峠(35分) 多比(バス 30分) 沼津駅
沼津駅から香貫山へ
沼津駅から沼商、大平方面行きのバスに乗り、黒瀬で下車します。 歩く場合は、沼津駅を出てすぐ、西武デパートの前を左折して歩いていきます。 ドンキホーテや警察署がある交差点から黒瀬橋を渡ると、駅から30分くらいで黒瀬バス停に着きます。沼津駅 | 黒瀬橋 |
黒瀬橋から見上げるとこれから向かう五重塔や香貫山展望台が見えます。 黒瀬バス停から少し先へ進むと、右側に香貫山の登山口があり、五重塔まで7分と書かれています。
黒瀬バス停 | 香貫山登山口 |
山道を少し登り、車道を横切ると五重塔がある香陵台で、沼津市街や狩野川、駿河湾、愛鷹山や富士山が見えます。 また、無料休憩所(売店)もあります。
香陵台 | 香陵台からの展望 |
香陵台から丸太の階段を登っていくと夫婦岩があり、さらに登ると展望台への分岐がいくつかありますが、まずは山頂へ向かいます。 香貫山・山頂には香陵台から20分ほどで到着します。香貫山の標高は193mで、この先の沼津アルプスや西海岸など南側の展望があります。
香貫山への道 | 香貫山 |
沼津アルプスには山頂、峠、分岐などに写真のような導標があって、とても分かりやすいです。
沼津アルプスの導標 | 徳倉山・鷲頭山方面 |
沼津アルプスのルートとは反対側に3分ほど下っていけばトイレの先に展望台があり、箱根から愛鷹山・富士山、沼津市街や駿河湾が一望できます。
香貫山から見た富士山 |
香貫山から横山、徳倉山へ
香貫山へ戻り、車道から桜台と書かれた方へ入っていきます。遊歩道を少し歩くと、丸太の階段の下りがしばらく続いて、車道に出ます。 ゴルフ練習場を見て、車道を下って行けば、八重坂バス停に出ます。香貫山からの下り | 八重坂バス停 |
折り返して、バス通りを登っていけば、横山への登り口である八重坂峠に着きます。 標高183mの横山へは、ロープを張ってある急坂を登ります。
八重坂峠 | 急坂 |
横山山頂は樹木で展望はなく、沼津アルプスを縦走するためだけに登るといった感じです。 横山から急坂を下ると横山峠で、すぐ下に民家が見え、沼商前バス停へは5分です。 沼津アルプスを踏破するのが大変なら、沼津駅から沼商前までバスを使うのもよい方法です。
横山 | 横山峠 |
横山峠から徳倉山へは、鎖の登り階段が続きます。 沼津アルプスと呼ばれるだけあるほどの急坂で、ガイドブックには徳倉山まで35分と書かれています。 逆に、ずっと鎖があって腕の力が使えるので、速い人なら10分くらいで一気に登れます。 徳倉山は標高256m、山頂は広く草原になっており、地元では象山と呼ばれています。
徳倉山への長い登り | 徳倉山 |
徳倉山・山頂からは、沼津市街と駿河湾、愛鷹山と富士山、また南アルプスも見えます。
徳倉山からの展望 |
徳倉山から鷲頭山へ
徳倉山から本格的に沼津アルプスが始まり、最高峰の鷲頭山(標高392m)、最奥の大平山へ縦走します。 徳倉山を出ると、急な下りがしばらく続き、ロープでなく竹の手すりが付けられています。 折れそうな竹もあるので、体重は掛けないほうがよいです。下りきると香貫台分岐です。徳倉山 | 香貫台分岐 |
香貫台分岐の先に戦時中の壕があり、灌木の緩やな登りがしばらく続きます。 やがて下りになると千金岩で視界が開け、正面に鷲頭山、眼下に港と駿河湾が見えます。
千金岩から見た鷲頭山と駿河湾 |
千金岩からふたたび灌木に入り、ロープの急坂を少し下れば志下坂峠で、志下や大平への道が分岐しています。 志下坂峠から少し行けば視界が開け、正面に鷲頭山、右に駿河湾、振り返ると徳倉山に半分隠れた富士山が見えます。
志下坂峠 | 徳倉山と富士山 |
景色を見ながらしばらく歩けば、志下山でさざなみ展望台と書かれています。
志下山・さざなみ展望台からの展望 |
奥駿河パノラマ台、馬込峠、き☆らら展望台と通過すると、灌木に入ってぼたもち岩という大きな岩がある志下峠に着きます。
奥駿河パノラマ台 | 志下峠 |
志下峠から少し登ると中将さんと呼ばれる巨大な一枚岩があります。 ここからとんでもない急坂が始まり、急峻な沼津アルプスの中でも一番大変な登りとも言えます。
中将岩 | 急坂 |
ロープにつかまりながら何とか登りきると鷲頭山の手前にある標高330mの小鷲頭山で、沼津市街方面が見えます。 小鷲頭山から頑張ってもうひと登りすれば、ようやく標高392mの鷲頭山に着きます。
小鷲頭山からの展望 |
鷲頭山・山頂は草原で石の祠があり、駿河湾や富士山・南アルプス、反対側の大平山などが見えますが、木が育ってあまり展望はよくありません。
鷲頭山 | 鷲頭山から駿河湾・南アルプスの展望 |
鷲頭山から大平山へ
鷲頭山を出ると急な下りがしばらく続きますが、滑るのでロープにつかまりながら下ります。 下りきると多比峠で、ここからウバメガシの岩尾根を歩いていきます。多比峠 | 岩尾根 |
東側の大平方面を見ながら歩いていけば、多比口峠です。
大平方面の展望 | 富士山 |
多比口峠から大平山へも急な登りですが、距離はそれほど長くありません。 沼津アルプスをここまで縦走してくると、脚が動かなくなってきます。 大平山の標高は356mで、山頂は展望はなく、桜の大木があります。
多比口峠 | 大平山 |
大平山から多比へ
大平山からはふたたび多比口峠へ戻り、右は大平へ、左へ下るのが多比への道です。 10分ほど下っていくと車道に出ます。駿河湾と淡島を見ながら下っていき、三叉路を左折します。車道に出る | 淡島方面 |
やがてみかん畑や住宅地の道となり、広い通りの突き当りの左に多比バス停があります。 沼津登山バスと伊豆箱根バスが通っているので、沼津駅行きのバスが15分に1本くらいあります。 平成26年2月に、皇太子さまが沼津アルプスに登山されたそうです。
住宅地 | 多比バス停 |