802(延暦21)年、富士山の噴火によって足柄道が途絶え、その後に東海道が開通するまで、箱根越えのルートとして栄えたのが湯坂道で、アジサイや紅葉が美しいコースです。
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浅間山の紅葉
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◆コースタイム
箱根湯本駅(35分)湯坂城跡(1時間25分)大平台分岐(10分)浅間山(10分)小涌谷分岐(15分)鷹巣山(15分)湯坂路入口(バス25分)箱根湯本駅
箱根湯本から浅間山へ
箱根湯本駅から国道1号線を歩き、次の温泉場入口バス停を過ぎて早川に架かる旭橋を渡ると、湯坂路のハイキングコース登り口があります。
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箱根湯本
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温泉場入口バス停
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登山道に入ると、湯坂城跡までは急坂や石畳の登りが続きます。
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ハイキングコース登り口
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石畳
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湯坂城跡は室町時代に西相模一帯に勢力をはった大森氏が築いた城で、看板が立っています。
湯坂城跡を出ると登りがしばらく続きます。
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湯坂城跡
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湯坂山付近
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急坂がひと段落して緩やかな草原の道になると、左手に駒ヶ岳や双子山、芦ノ湯方面が見えるようになります。
送電線の鉄塔を過ぎて少し下ると大平台への道が分かれ、さらに10分ほど登ると浅間山です。
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駒ヶ岳方面の展望
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大平台分岐
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浅間山・山頂
標高802mの浅間山・山頂は、草原の広場のようになっていて、向こうに神山が見えます。
振り返ると樹木の間から小田原方面が見えます。
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浅間山
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江戸時代の富士山信仰で、富士山の見えるこの山の中腹に浅間神社を祭るようになってから、浅間山と呼ばれるようになったそうです。
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浅間山の草原
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浅間山から鷹巣山へ
浅間山から草原を少し歩き、右へ曲がると宮ノ下分岐、左に曲がるとしばらくアジサイの道を下り、小涌谷分岐を経て鷹巣山へ向かいます。
下りきった林道の手前が小涌谷分岐で、強羅方面や金時山が見えます。
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あじさい
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小涌谷分岐
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林道を横切ると石畳、丸太の階段の急な登りとなり、振り返ると湘南の海岸線が見えます。
登りが終わり、平坦な道を少し歩くと鷹巣山に着きます。
浅間山から鷹巣山にかけて紅葉が美しいです。
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強羅方面の展望
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鷹巣山への道
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鷹巣山・山頂
標高834mの鷹巣山は、1590年に小田原攻めの豊臣秀吉軍に落とされた北条氏の出城があったそうです。
鷹巣山の小広い頂上からは駒ヶ岳や神山、明神ヶ岳、丹沢や大山などを見渡せます。
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鷹巣山
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浅間山から湯坂路入口へ
鷹巣山を出ると、広い道を緩やかに下っていきます。秋は紅葉やススキが美しいです。
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湯坂路入口への道
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紅葉とススキ
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やがて国道1号線に出て、元箱根方面へ数分行けば湯坂路入口バス停です。
そのまま1kmほど行けば芦之湯です。
国道に出る手前から飛竜ノ滝を経て畑宿へ下る道があります。
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湯坂路入口
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湯坂路入口バス停
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コースA 湯坂路入口から飛竜ノ滝・畑宿へ
芦ノ湯・湯坂路入口から飛竜ノ滝、畑宿へ下る、飛竜の滝自然探勝歩道を歩きます。
落差40mほどで龍が飛揚するような飛竜ノ滝、2本のヤマザクラが1本に見える夫婦桜などが見どころです。
◇コースタイム
箱根湯本駅(バス25分)湯坂路入口(20分)飛竜ノ滝(30分)畑宿(バス15分)箱根湯本駅
湯坂路入口から飛竜ノ滝へ
湯坂路入口から飛竜ノ滝へは0.9km、畑宿へは2.4kmの下りです。
湯坂路入口からよく整備された丸太の階段の下りがしばらく続きますが、やがて荒れた下りになります。
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湯坂路入口
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丸太の階段
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荒れた道を下っていくと飛竜ノ滝への分岐で、100mほど行ったところに滝を見るポイントがあります。
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荒れた道
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飛竜ノ滝への分岐
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飛竜ノ滝は、上段が15m、下段が25mで、箱根で最大級の名瀑。
竜が飛揚するような形であることが名前の由来です。
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飛竜ノ滝
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飛竜ノ滝から畑宿へ
飛竜ノ滝から15分ほど下ると砂利道となり、箱根新道が見えると傍らに2本のヤマザクラが1本になった夫婦桜があります。
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砂利道
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夫婦桜
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箱根新道を見ると旧東海道に出て、数分下れば旧街道の畑宿バス停です。
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箱根新道
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旧東海道に出る
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畑宿には本陣跡があり、寄木細工の店や工房が建ち並んでいます。
畑宿からは箱根湯本と元箱根へのバスがあります。
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畑宿への道
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畑宿バス停
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