富士山の眺めがよい矢倉岳への一般的なコースです。地蔵堂から足柄古道をたどり足柄峠へ、矢倉岳へ登って矢倉沢へ下ります。
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矢倉岳・山頂
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◆コースタイム
大雄山駅・関本(箱根登山バス24分)地蔵堂(1時間)足柄峠(15分)足柄万葉公園(50分)清水越(20分)矢倉岳(1時間15分)矢倉沢(バス15分)大雄山駅・関本
地蔵堂から足柄峠へ
新松田駅または大雄山駅(関本)から地蔵堂行きのバスに乗ります。
地蔵堂から右に矢倉岳を見ながら車道を登っていくと、足柄古道に入ります。
車道をショートカットするように足柄古道を登ります。ところどころ石畳の道です。
登山シーズンの土休日は、足柄万葉公園までのバスがありますが、平日は地蔵堂止まりです。
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見晴台バス停
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足柄古道
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足柄古道を登りきると車道に出ます。右へ行くと足柄万葉公園を経て矢倉岳へ、左へ少し行けば関所跡、日本三大聖天堂の一つである足柄山聖天堂、その先が足柄峠です。
足柄関所は899年に設けられ、現在のものは黒澤明監督の映画「乱」で使われたというセットです。
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関所跡
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聖天堂
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足柄峠は標高759m、富士見三峠のひとつで、御殿場市街と富士山の展望がとてもよく、ゆっくり休憩できます。
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足柄峠から見た富士山
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足柄峠から矢倉岳へ
足柄峠から車道を10分ほど歩くと足柄万葉公園です。ここから山道となりしばらく樹林の平坦な道が続き、ところどころから矢倉岳が見えます。
途中に、金時山から富士山須走口五合目へ至る、富士箱根トレイルの道が分岐しています。
平坦な道が終わり少し登ると山伏平で、地蔵堂への道が分岐して、すぐ上が清水越えです。
清水越えから洒水の滝を経て山北駅への道もあります。
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矢倉岳への道
清水越えから柵沿いを登っていくと、樹林から出て明るくなり、山頂まで急坂が続いて疲れます。
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矢倉岳・山頂
矢倉岳の標高は870m。山頂は広い草原になっていて、小さな矢倉が立ち、一角に矢倉明神が祀られています。
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矢倉岳
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富士山や愛鷹山、金時山や明神ヶ岳、丹沢、相模湾などの眺めがとてもよいです。
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矢倉岳から見た金時山と愛鷹山
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矢倉岳から矢倉沢へ
矢倉岳から矢倉沢へは、急な下りが続きます。農道に出ると、茶畑を見ながらを下ります。
(写真は登りの方向を撮っています。)
やがて本村バス停に着き、数分歩くと、矢倉沢バス停です。
バスの本数は少ないので、調べておく必要があります。
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本村バス停
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矢倉沢バス停
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コースA 矢倉岳から洒水の滝・山北駅へ
矢倉岳から日本の滝百選である洒水の滝を経て、山北駅へ下ります。4月には桜まつりが行われます。
矢倉岳から清水越(山伏平)まで下ります。
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矢倉岳
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清水越から道標にしたがって、下っていきます。
沢を渡って少し行くと分岐があり、どちらも21世紀の森への道ですが、右は浜居場城跡経由の道です。
右へしばらく登ると、足柄道の関所を兼ねていた浜居場城跡で、林道を下ると21世紀の森に着きます。
21世紀の森の構内をしばらく歩き、休憩舎の前から山道に入り下っていきます。
樹林の道をしばらく歩くと竹やぶとなり、林道に出ます。林道を下っていくと遠くに洒水の滝が見えるようになります。
林道を下りきり左折すると日本の滝百選である洒水の滝への参道です。赤い橋より先へは、崩れる恐れがあり通行止めです。
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洒水の滝
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洒水の滝の手前に名水百選があり、参道の途中に丹沢山別院最勝寺が建っています。
洒水の滝から県道を歩き、国道246号をくぐってバス道を進みます。
御殿場線の線路沿いを歩いて山北駅へ向かいます。
春は、線路沿いの500mほどに、樹齢約50年のソメイヨシノが130本が咲きます。
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山北駅へ
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御殿場線山北駅
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