和出村から菜畑山(なばたけうら)へ登り、ブドウ岩ノ頭、朝日山、秋山峠を経て、道志村役場へ下る静かなコースです。
菜畑山は標高1283mの山梨百名山。山頂は南面が開けて西丹沢の山々や道志村を見渡せ、西には御正体山の奥に富士山も見えます。
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菜畑山・山頂
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◆コースタイム
和出村(1時間)テレビ中継塔(35分)菜畑山(1時間)ブドウ岩ノ頭(1時間20分)朝日山(45分)入道山(45分)大川渡
和出村から菜畑山へ
和出村へはバスの便がほとんどありません。車の場合は、道志の湯の先の駐車場か、曙橋から林道を登ったテレビ中継塔の駐車スペースを利用します。
国道413号線の和出村バス停から、日野出屋旅館の西側にある道を登っていきます。
すぐに道が分かれたら、右折して沢を渡り、グラウンド前を左折します。
数軒の民家を抜けて、左の砂利道に入ったところが登山口で、道標には菜畑山まで1時間35分となっています。
登山道に入るとすぐに柵があり、扉を開けて中へ入ります。
テレビ中継塔までは車で行けるためか、道は少し荒れています。
しばらく沢沿いの道を登っていき、沢を渡ると道標が立っています。
ここから左へ折れると急坂となり、巨岩の脇を通ると、やがて送電鉄塔に出ます。
送電鉄塔をすぎて、ひと登りすれば曙橋から登ってくる林道に出ます。
林道を10分ほど登っていけばテレビ中継塔に着きます。
テレビ中継塔から菜畑山へは、ずっと直線的な急登で息が上がります。
途中に、鳥の巣箱や古い道標があり、最後にジグザグの道になると菜畑山・山頂に着きます。
菜畑山は山梨百名山のひとつで標高は1283m、山頂には小さな休憩舎があります。
山頂からは、大室山、加入道山、鳥ノ胸山、菰釣山など西丹沢の山々を見渡せ、御正体山の左に富士山も見えます。
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菜畑山への急坂
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菜畑山・山頂
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菜畑山から朝日山へ
菜畑山から朝日山へは、登降差が大きく、ヤブっぽい道が続きます。
菜畑山を出るとしばらく急な下りが続き、標高差200mほど下るとブドウ岩ノ頭への急登が続きます。
振り返ると樹木の間に、菜畑山から今倉山への稜線が見えます。
いくつかコブを越えていくと、右に朝日山へ続く稜線が見えてきて、やがてブドウ岩ノ頭に着きます。
ブドウ岩ノ頭で右に向きを変え、10分ほど下っていけば本坂峠です。
昔は道志村と秋山村を結ぶ生活道路だったそうだが、今は古い道標があるだけです。
ここまでは道志村トレイルレースのコースになっているので、比較的道が良いが、本坂峠を出るとヤブが多くなり、岩戸ノ峰への登りが続きます。
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ブドウ岩ノ頭
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本坂峠(道志口峠)
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岩戸ノ峰への登り
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岩戸ノ峰は、小さな札が木に掛けられているだけです。
岩戸ノ峰からは緩やかな道となり、ひと登りして岩殿山を越えると標高1299mの朝日山に着きます。
朝日山は樹林に囲まれているので、5分ほど下って展望のよい秋山峠で休憩すると良いです。
朝日山から道志村役場へ
朝日山から5分ほど下れば、富士山の展望のよい秋山峠です。
秋山峠からは右へ下るのは、道志村役場のある竹之本への道です。
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秋山峠
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秋山峠からの展望
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しばらく直線的に下る急坂が続き、滑るので慎重に下っていきます。
やがて植林に変わっても急坂が続きますが、滑らないので歩きやすくなります。
緩やかになると、標高979mの入道山の東側を巻きます。
ふたたび植林の急坂になり、ジグザグに下っていくと林道に出ます。
林道を10分ほど下っていけばゲートで、途中に秋葉神社があります。
ゲートを越えると竹之本の集落に入ります。
畑の中を下っていけば国道413号線に出て、左折するとすぐ大川渡(おかど)バス停、さらに数分歩くと道志村役場です。