秋の宝永山ハイキング 🗻


御殿場口五合目(標高1440m)から約七合目の宝永山(標高2693m)まで、秋の富士山を歩きます。

御殿場口五合目

右が富士山頂、左が目指す宝永山。 宝永山は江戸時代の噴火でできた山で、御殿場口五合目から見ると富士山はこんな形をしています。

宝永山と富士山頂(9月上旬)

宝永山の左には2つの丘のような双子山(標高1804m)があり、富士山頂への登山道と別れて、まずはここへ登ります。 ずっと砂礫の道で、砂に足が埋まってなかなか進めません。行ったことはないですが、小石まじりの鳥取砂丘といった感じでしょうか。

双子山

9月上旬はまだ、オンタデやフジアザミなどの高山植物の花が咲いています。

オンタデ

五合目から1時間ほどで鳥居が建つ双子山に着きました。 頂上からは双子山の上の塚、宝永山、富士山頂の三峰が段々に重なって見えます。

双子山(10月下旬)

上から見ると、双子山はこんな形です。 右奥には愛鷹山が見えています。

双子山と愛鷹山

双子山からは富士山の標高2000m前後の斜面を横断、西へ歩きます。 やがて御殿森と呼ばれる緑地が見えてきました。

西へ歩く

風雪であまり育たない、背の低いカラマツの森に入ります。

御殿森へ

鬱蒼とした森ではなく葉が疎らで、空が見えて明るいです。10月になれば黄葉に包まれます。

カラマツの森

御殿森を出ると風景が一変、火口の縁を登る道です。 江戸時代に噴火したのがこの辺りで、火口が三つあります。

宝永第三火口

下から順に第三、第二、第一火口と、縁を登って行きます。

火口縁を歩く

火口縁を歩いて標高2500mの富士宮口六合目まで登ってきました。 富士宮口五合目まで車で来れば、ここへは徒歩10分ほどなので観光客もたくさんいます。

富士宮口六合目

富士宮口六合目から第一火口底へ下ります。 火口の直径は約1200mと広大、この日は遠足の小学生の姿が。

火口底へ

火口底からは標高差250mを登って、標高2693mの宝永山へ。 砂礫の道で、蟻地獄を登っていくようか感覚でしょうか。

宝永火口

宝永山頂に着きました。抉れた火口の上に富士山頂が見ます。

宝永山頂

雲が多いですが眼下には愛鷹山、その右奥に駿河湾と西伊豆が見えました。

愛鷹山と駿河湾

宝永山からは大砂走りで御殿場口五合目へ。標高差約1300mを1時間で一気に下れます。

大砂走り

右中央に登りで立ち寄った双子山、遠くには箱根の山並み。

大砂走りと双子山

大砂走りの深い砂地が終わると、フジアザミが頭を下げて「おかえりなさい」。

フジアザミ

御殿場口五合目に戻ってきました。出発して5時間ほどのハイキングでした。

御殿場口五合目


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