![]() 御殿場口五合目 |
右が富士山頂、左が目指す宝永山。 宝永山は江戸時代の噴火でできた山で、御殿場口五合目から見ると富士山はこんな形をしています。
![]() 宝永山と富士山頂(9月上旬) |
宝永山の左には2つの丘のような双子山(標高1804m)があり、富士山頂への登山道と別れて、まずはここへ登ります。 ずっと砂礫の道で、砂に足が埋まってなかなか進めません。行ったことはないですが、小石まじりの鳥取砂丘といった感じでしょうか。
![]() 双子山 |
9月上旬はまだ、オンタデやフジアザミなどの高山植物の花が咲いています。
![]() オンタデ |
五合目から1時間ほどで鳥居が建つ双子山に着きました。 頂上からは双子山の上の塚、宝永山、富士山頂の三峰が段々に重なって見えます。
![]() 双子山(10月下旬) |
上から見ると、双子山はこんな形です。 右奥には愛鷹山が見えています。
![]() 双子山と愛鷹山 |
双子山からは富士山の標高2000m前後の斜面を横断、西へ歩きます。 やがて御殿森と呼ばれる緑地が見えてきました。
![]() 西へ歩く |
風雪であまり育たない、背の低いカラマツの森に入ります。
![]() 御殿森へ |
鬱蒼とした森ではなく葉が疎らで、空が見えて明るいです。10月になれば黄葉に包まれます。
![]() カラマツの森 |
御殿森を出ると風景が一変、火口の縁を登る道です。 江戸時代に噴火したのがこの辺りで、火口が三つあります。
![]() 宝永第三火口 |
下から順に第三、第二、第一火口と、縁を登って行きます。
![]() 火口縁を歩く |
火口縁を歩いて標高2500mの富士宮口六合目まで登ってきました。 富士宮口五合目まで車で来れば、ここへは徒歩10分ほどなので観光客もたくさんいます。
![]() 富士宮口六合目 |
富士宮口六合目から第一火口底へ下ります。 火口の直径は約1200mと広大、この日は遠足の小学生の姿が。
![]() 火口底へ |
火口底からは標高差250mを登って、標高2693mの宝永山へ。 砂礫の道で、蟻地獄を登っていくようか感覚でしょうか。
![]() 宝永火口 |
宝永山頂に着きました。抉れた火口の上に富士山頂が見ます。
![]() 宝永山頂 |
雲が多いですが眼下には愛鷹山、その右奥に駿河湾と西伊豆が見えました。
![]() 愛鷹山と駿河湾 |
宝永山からは大砂走りで御殿場口五合目へ。標高差約1300mを1時間で一気に下れます。
![]() 大砂走り |
右中央に登りで立ち寄った双子山、遠くには箱根の山並み。
![]() 大砂走りと双子山 |
大砂走りの深い砂地が終わると、フジアザミが頭を下げて「おかえりなさい」。
![]() フジアザミ |
御殿場口五合目に戻ってきました。出発して5時間ほどのハイキングでした。
![]() 御殿場口五合目 |
旅行記&登山記 拙い文章ですが、お読み頂ければ幸いです。 【1月】❄大雪の朝、高尾山へ 【2月】🌸河津桜の発祥・伊豆へ原木を見る 【2月】🌸松田山の河津桜 【3月】🏞伊豆・河津七滝めぐり 【4月】🌸御殿場線の栄枯盛衰と桜 【4月】🌸高尾山から城山へ・桜ハイキング 【4月】🌸京都の桜・サクサク歩き旅 【5月】🌺ゴールデンウィークの鎌倉花めぐり 【5月】🌳新緑の丹沢最高峰・蛭ヶ岳へ 【5月】🌾田植えを待つ足柄の棚田と富士山 【5月】🌺箱根・金時山のツツジと新緑 【6月】🌺鎌倉の紫陽花と梅雨の花 【6月】🌺箱根・あじさい電車に乗って 【7月】🗻台風一過の富士登山 【9月】🗻秋の宝永山ハイキング 【11月】🍁箱根フリーパスで紅葉前線を辿る 【11月】🍁大河ドラマで賑わう鎌倉の紅葉 |