西丹沢自然教室から犬越路へ
新松田駅から西丹沢自然教室行きのバスに乗り、1時間ほどの終点で下車します。
沢沿いの車道を30分ほど歩き、用木沢出合から沢沿いの道に入ります。
桟橋や丸木橋で沢を渡りながら進み、沢から離れると荒れた急登が続きます。
荒れた道から笹の道に変わると犬越路に着きます。きれいな避難小屋があり、展望もよくベンチもあります。
犬越路の名の由来は、武田信玄が小田原城を攻めるときに、犬に導かれて越えたことからです。
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犬越路
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犬越路避難小屋
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犬越路から大室山へ
犬越路避難小屋の脇を通り、大室山へ向けて登っていきます。しばらく登ると西側の展望のよい道になります。
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西側の展望
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大室山への道
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大室山の肩
登りがしばらく続き、登りきると大室山の肩に着きます。ここから右へ5分ほど行くと大室山です。
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大室山は標高1588mで、樹木にの間から蛭ヶ岳・檜洞丸や道志方面が見える程度です。
大群山とも呼ばれ、かつて山頂に大牟連大権現が祀られました。
しかし、深い原生林に覆われ、簡単に登拝できなかったので、権現山、鳥ノ胸山、袖平山などを前権現として、大牟礼信仰が広がったと言われます。
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大室山
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大室山から加入道山へ
山頂からいったん大室山の肩まで戻り、植生保護のための木道を西へ進みます。
しばらく急な下りが続きますが、富士山や南アルプスの眺めがよいです。下りきると破風口と呼ばれるキレットに着きます。
破風口からしばらく登っていくと道志への道が分かれる前大室です。
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富士山、御正体山、南アルプス
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前大室から少し下って登ると避難小屋のある加入道山に着きます。加入道山も樹林に覆われているので展望はありません。
避難小屋はとてもきれいです。
加入道山から西丹沢自然教室へ
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白石峠
加入道山頂から下っていき、道志への道を分けると白石峠に着きます。ここで畦ヶ丸方面への道と用木沢出合への道に分かれます。
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急なジグザグ道を下ると白石ノ滝が見える場所に着きます。
表示板には、この滝のある沢が大理石の産地だったので、大理石の滝とも呼ばれていると書かれています。
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白石ノ滝の表示板
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白石ノ滝
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沢を何度も渡り返しながら下っていくと林道に出ます。用木沢出合を経て西丹沢自然教室まで歩きます。
コースA 道志の湯から大室山
和出村から加入道山へ
国道413号線の和出村バス停から道志の湯への道に入ります。
道志川を渡ってしばらく歩き、室久保川沿いの道になると左が道志の湯です。
道志の湯から5分も行けば登山道入口の表示があり、左折します。
左折すると駐車場があり、すぐ上が登山道入口です。
左折せずに直進して15分ほど車道を登ってけば、川の中に弓矢の的の模様がある的様です。
登山道に入ると、ゲートを開けて柵に囲まれた横浜市の植樹エリアを通過します。
しばらく緩やかに登っていけば東屋があり、白石峠への道(地図では廃道)と分かれます。
東屋をすぎると急な登りとなり、鳥ノ胸山の左に富士山が見えるようになります。
しばらく雑木林を登り、植林を抜けると荒れた道になります。
採石場跡をすぎると崩壊地で、張られたロープにつかまりながら慎重に通過します。
崩壊地からの展望はよく、富士山が大きく見え、右に御正体山や南アルプス、鳥ノ胸山は下方です。
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崩壊地
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崩壊地からの展望
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崩壊地をすぎるとすぐ加入道山へと白石峠への分岐に出ます。
右に大室山を見ながら15分ほど登っていけば標高1418mの加入道山に着きます。
加入道山は樹木に囲まれ展望はよくありません。南側には避難小屋が建っています。
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加入道山
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避難小屋
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加入道山から大室山へ
加入道山を出て前大室を越えると、鞍部の破風口への急な下りです。荒れているので慎重に下ります。
破風口から登り返す道は急坂で疲れますが、笹に覆われて展望のきく気持ちがよい道です。
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笹の登り
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富士山、御正体山、南アルプス
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急坂を登りきり、植生保護の木道を歩くと犬越路への分岐で、樹木の間に道志方面が見えます。
ほとんど平坦な道を数分歩けば大室山に着きます。
大室山
大室山は標高1588mで山頂は広いが、樹木に囲まれて展望はよくありません。
大室山からは久保や大室指、神ノ川や鐘撞山などへの道もあります。
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大室山
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大室山
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