箱根ハイキング

仙石から金時山へ(新緑、紅葉、雪景色)

 
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金時山へ登る展望のよい一般的なコースをご紹介します。
金時山は神山や芦ノ湖を囲む箱根外輪山の最高峰(標高1212m)で、神奈川と静岡の県境に位置し、山頂には金時茶屋、金太郎茶屋が建っています。 富士山をはじめ、大涌谷や芦ノ湖、愛鷹山に駿河湾、さらには南アルプスまで遠望できる、箱根の優れた展望台です。


2月の金時山・山頂から見た富士山
金時山・山頂

 目次
 1. アクセス・登山ルート
 2. コースタイム
 3. 仙石・金時登山口から矢倉沢峠へ
 4. 矢倉沢峠から金時山へ
 5. 金時山・山頂

アクセス・登山ルート

小田原駅から桃源台行きのバスに乗り、50分ほどの仙石で下車、国道138号線を御殿場方面へ5分ほど歩くと金時登山口です。 コンビニと公衆トイレがあるので、用事を済ませて行きましょう。
金時登山口から国道をさらに15分ほど歩いた公時神社からの登山コースもあります。

コースタイム

【所要時間】2時間55分、初心者向き
小田原駅(箱根登山バス50分)仙石(5分)金時登山口(30分)矢倉沢峠(30分)金時神社分岐(30分)金時山(50分)矢倉沢峠(30分)仙石

仙石・金時登山口から矢倉沢峠へ

小田原駅を出ると国道1号線を走ります。 箱根湯本から傾斜が増して急坂をジグザグに上り、宮ノ下から国道138号線に入るとやがて仙石に着きます。
仙石バス停 金時登山口バス停
仙石バス停 金時登山口バス停

金時登山口バス停から指導標にしたがい車道を10分ほど歩くと登山口に着きます。 登山口からハコネダケの茂る森に入り、20分ほど緩やかに登っていくと、森から出て矢倉沢峠に着きます。
金時山の登山口
登山口 登り

矢倉沢峠を直進すると明神ヶ岳、左へ行くと、うぐいす茶屋があり、奥に金時山が見えます。 ここから金時山へは40分と表示されています。
金時山・うぐいす茶屋
矢倉沢峠 うぐいす茶屋

矢倉沢峠から金時山へ

矢倉沢峠からは明るい道となり、風が吹き抜けて、とても気持ちがよいです。
矢倉沢峠から金時山を仰ぐ
矢倉沢峠から金時山を仰ぐ

樹木のない荒れ地からは、明神ヶ岳への稜線や箱根山や芦ノ湖、大涌谷などの展望がとてもよいです。 矢倉沢峠から20分ほど登り、金時神社からの道と合流すると、徐々に傾斜が増して険しくなってきます。
金時山への道
荒れ地 傾斜が増してくる

ここから山頂までは約20分の登りですが、丸太の階段や岩場などかなりの急坂が続きます。 とくに危険な道ではありませんが、狭いので、下ってくる人と譲り合ったり挨拶したりしながら登る必要があるでしょう。 また、春先は雪や霜が解けて、田んぼのようなドロドロの道になっていることもしばしばです。
金時神社分岐
金時神社分岐 岩場

金時山・山頂

登山口から1時間20分ほど、標高1212mの山頂に着くと、まず富士山が目に飛び込んできます。 左を見ると乙女峠、丸岳、長尾峠、三国山へと続く外輪山、その下には芦ノ湖、さらに左には噴煙を上げる大涌谷。 富士山の左隣には愛鷹山、右奥には南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳なども遠望できます。
暖かい陽光と心地よい風に吹かれて、絶景を眺めながら岩場に座って休憩するのは最高の気分です。
金太郎のマサカリがある金時山頂
金太郎のマサカリがある金時山頂

富士山を見るのに最もよい季節は、秋晴れと言われる頃でしょう。 冬が最もスッキリ見えますが、風が吹きさらしで寒く、長い時間はいられません。 また、積雪やアイスバーンになっていたりするので、それなりの装備も必要だったりします。 春は気候がよいですが霞んでいることが多く、夏は暑く見える確率も低いです。
金時山から見た丸岳と愛鷹山
丸岳(左)と愛鷹山(右)

1月の金時山頂。さすがに寒く、雪が解けず残っていることもあります。天候のよい日が多く富士山は真っ白で青空に映えています。
1月、積雪の金時山頂と富士山
1月の金時山頂

5月の金時山頂。富士山の雪がだんだんと消えていく時期です。日ごとに気温が高くなって富士山の見える日は少なくなります。
5月、新緑の金時山頂と富士山
5月の金時山頂

11月の金時山頂。空気が澄み、ひんやりして清清しい季節。富士山の雪は年によってあったりなかったりです。噴煙が上がる大涌谷や芦ノ湖、それらを取り囲んでところどころ紅葉している箱根外輪山を見渡せます。
11月、晩秋の金時山頂と富士山
月の金時山頂と富士山

山頂には金時茶屋と金太郎茶屋、二軒の茶屋が建っています。 金時茶屋は金時娘がいる茶屋で有名。
二軒の茶屋の間には有料の公衆トイレがあり、3つの建物に囲まれるように小さな3つの神社が祀られています。 金時山頂は神奈川県箱根町、南足柄市、静岡県小山町の境界にあり、それぞれが猪鼻神社を祀っているという訳です。
金時山頂を分かつ3つの猪鼻神社
3つの猪鼻神社

山頂は岩がゴツゴツしてそれほど広くなく、昼頃は登山者で溢れてしまうほどの人気の山なので、できれば午前中に登ってしまうのがよいと思います。 また、早い時間帯ほど富士山が見える確率も高いです。
金時山から見た噴煙を上げる大涌谷と芦ノ湖
噴煙を上げる大涌谷と芦ノ湖

昼食は山を下った後、温泉などと一緒に楽しむとよいでしょう。 仙石原の松月堂菓子舗では、公時山まんじゅうというものが売られています。
公時山まんじゅうの松月堂菓子舗
松月堂菓子舗





コースタイム
小田原駅
(バス 50分)
仙石バス停
0:05 ↓↑ 0:05
金時登山口
0:30 ↓↑ 0:25
矢倉沢峠
0:30 ↓↑ 0:25
金時神社分岐
0:30 ↓↑ 0:25
金時山

箱根ハイキングコース
 仙石から金時山
 公時神社から金時山
 乙女峠から金時山
 足柄峠から金時山
 夕日ノ滝から金時山
 足柄駅から金時山
 駿河小山駅から金時山
 宮城野から明神ヶ岳
 道了尊から明神ヶ岳
 宮城野橋から明星ヶ岳
 箱根旧街道(東坂)
 箱根旧街道(西坂)
 丸岳・三国山
 箱根湯本から湯坂路
 地蔵堂から矢倉岳
 湯河原駅から幕山
 湯河原駅から十国峠
 熱海駅から玄岳
 駒ヶ岳・大涌谷

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